2024年01月20日

"モールスで遊ぼ・里山で遊ぼ”その⑯

モールスで遊ぼ・里山で遊ぼ”その⑯
八冠になる前の藤井さんと丹羽さんの対談本の中から、とても印象に残った箇所を紹介します。

丹羽さんが、『将棋の棋士には三つの側面がある。研究者であり、勝負師であり、芸術家である』と、谷川さんの著書の中のフレーズを紹介した箇所がありました。そして、これら三つの比率を藤井さんに問いかけたのです。
藤井さんは、『うーん、自分のイメージでは、研究者7,勝負師2、芸術家1というぐらいかなと思います。』と答えました。

さらに藤井さんは、『もちろん勝つことが最終的な目標ですが、それを最初から意識する必要はないという考え方をしています。ですので、互角以上の局面であれば、研究者としての自分のままでよくて、わざわざ勝負師として考える必要はないのかなと思っています。』
『不利になったときに、最善手に近づくことと勝ちに近づくことのイコールが成り立たなくなります。そこで初めて、勝負師としての考え方が必要になると思います。勝負師として、ここからどうしたら勝てるのかと考えることになります。互角以上と思っていれば、そういう考え方は必要ないのかなと思います。』と続けました。

本日は佐賀県上峰町堤の「大幸園」を会場に、王将戦第二局が開催されます。岡山県出身の菅井さんとの対局です。対局中に前述した三つの場面がいつ、どのように現れるのか、楽しみでなりません。

ところで、本日未明の探査機「SLIM」。本当に成功したといえるのでしょうか?



Posted by ヒロ1955 at 08:58│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
"モールスで遊ぼ・里山で遊ぼ”その⑯
    コメント(0)